続き(一つ前の日記から読んでください)
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③触れるのは、手でだけじゃない
指の腹、爪の背、手の甲、小指の側面。
時には、息をそっと吹きかけるだけでも、肌は反応してくれる。
人は、見えないものにも触れられると知ったとき、より深くにある何かを感じることができるのかもしれません。
だから私は、ほんの少し距離を取ってみたり、空気ごと撫でるようにしてみたり。
触れたか触れてないか、その曖昧さを楽しむのが、とても好き。
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④その人だけの秘密の場所を
どこが好きかは、人それぞれ。
でも、耳の後ろ、うなじ、肋骨のふち、太ももの内側…
ほんの少しの接触で、ふっと息を止めるような場所って、誰にでもある。
その人だけの「扉」を見つけて、その鍵穴にふれる瞬間、胸がふわっと熱くなります。
反応が、なによりの返事。
撫でることで会話ができるなら、私はきっと永遠におしゃべりしていたい。
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撫でていると、時々わからなくなります。
私が与えているのか、それとも、与えられているのか。
でも、それがいい。
境界が溶けて、ひとつの空気に包まれていくあの感覚が、たまらなく好きなんです。
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以上、私の思う「フェザータッチのコツ」でした。
もし今、あなたの身体にも少しだけ熱が宿っていたら…それはきっと、私のせい。
長くなってしまいました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。